大学病院にて、赤あざ(血管腫)の詳しい検査と診察をしてもらいました。
血管腫についても詳しい説明もしていただいたので、今回は血管腫の診察の様子をご紹介します。
最初に通されたのは、形成外科の診察。
紹介状+予約制ということもあり、初診の手続きも含めスムーズに案内されました。
先生との挨拶を済ませて、さっそく患部の診察。
問診では、「産まれたときにはただの赤いあざであったものが、成長と共に腫れとうっ血を伴ってきた」という経過を説明しました。
この最初の診察の段階では、先生がカルテに扁平母斑腫瘍(へんぺいぼはん)と記入をされているのを見ました。
「扁平」とは凹凸(ブツブツなど)が無い、「母斑」はあざということを差します。
一般的な説明を受け患部の写真を撮影した後、その場で治療などではなく
「血管腫専門のチームが今日来ていますので、そちらに回します」
と言われて、別の診察室に案内されました。
血管腫の専門チームなんて、さすが大学病院!と思いながら、別室に移動。
診察室を移動後、新しい先生とも挨拶をかわし、診察と血管腫についての詳しい説明を受けました。
先生は触診を行い、患部を押して色の変化を見たり左右を比べたりして、
「これは単純性血管腫という診断で良いと思います。ただしその割には色が濃すぎるので別の可能性も捨てきれないのですが、現時点では血管腫としてのレーザー治療を進めていきましょう。」
とおっしゃられました。
ここではじめて正式に「単純性血管腫」という病名が確定したことになります。
別の可能性とは何かを聞いてみたところ、
「血管腫であってもなくても腫れがおさまらなかったり、将来歩きにくかったりなど、本人が気になったり苦痛を訴えた場合には、病名が変わる可能性があるということ」
だそうです。
ただそうなってもこのままであっても、まずは最初に行うのはレーザー治療。
それで良くならなければ、最終的に手術をして患部を切除するということになるそうす。
つまり、ほぼほぼ血管腫で間違いないのでレーザー治療を行うが、効果が無かったり腫れがひどくなるようであれば別の病気を疑ってみましょうね、ということです。
血管腫でなぜ腫れが伴うのか気になっていたので、このことについても聞いてみたところ、
「血管が集まっているところは成長が早くなります。よって脂肪や骨も大きくなりやすい。
しかし、これは成長と共にどこかで止まる可能性もあります。」
なるほど、納得。
赤く見えたり黒く見えたりする点については、
「血管腫はできる位置によって見え方が変わります。
皮膚の近くにあると濃い色になるし、深い位置になると薄く見える。」
専門チームならでは、気になっていることに全て明確に答えていただき、その回答に納得もできたので、先生の勧めるレーザー治療を進めてくださいとお願いしました。
ただ最後にレーザー治療にリスクはあるんですか?と尋ねたところ
「ありません。痛いくらいですかね。」
がんばれ、娘。
血管腫のレーザー治療開始の記事はこちら。